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鮮やかで美しい色合いの色彩墨
「彩墨 深美」を発売いたしました。
株式会社呉竹は2019年9月30日に、呉竹独自の製法により、日本画のもつ鮮やかで美しい色合い、運筆の妙味を引き出した色彩墨のセット「彩墨 深美/14点セット」を発売いたしました。
14点セットのご好評をうけ、2020年4月24日より「彩墨 深美」の12色を単品で発売いたしました。
全国の画材店、ECサイトなどでご購入いただけます。

商品特長
「彩墨 深美」は混色や重ね塗りも可能で、色の含ませ方と運筆でさまざまな表現ができます。日本画・水墨画・水彩画・墨彩画など幅広くお使いいただけます。
14点セットには、日本の伝統色を鮮やかに引き出した「彩墨 深美」12色と、書画用の深みある優雅な墨色を呈する「信印呉竹」、爽やかな中に深みを持つ青味の墨色を呈する「画墨 梅印山水」が入っています。 よく使う色や使いきった色は単品で追加購入いただけます。
「彩墨 深美」の最大の特長は、その墨色の鮮やかさです。彩墨の色を暗くすることは、混色することで比較的容易にできますが、彩度をあげ鮮やかにすることはできません。「彩墨 深美」は、作品に合わせて鮮やかで透明感のある色彩から、落ち着いた色彩までさまざまに調節して表現していただけます。
また、顔料であるため時間が経っても退色しにくく、永く鑑賞される芸術作品の画材として適しています。各色の使用顔料名(Color Index Name)(※1)を商品に表示していますので、顔料の効用や色合いを詳細にご確認いただけます。
作品の表具も可能です(濃墨作品の場合は、作品制作後完全に乾いたことを確認の上、定着剤(呉竹 書画作品表装スプレー等)を使用することを推奨しています)。
それぞれの墨は桐箱入りで保管に適しており、さらに14点セットは高級感のある紙箱に入っています。
「彩墨 深美」開発の背景
呉竹は書道用品や筆ぺん、カラー筆ぺんでも知られていますが、1902年に墨屋として創業し、以来100年以上にわたって伝統的工芸品である奈良墨を造り続けています。
その呉竹の墨の歴史の中に、「彩墨 深美」が初めて登場したのは1970年代ごろでした。当時は「呉竹画墨 深美」という名称で販売していましたが、需要の減少などに伴い廃番となっていました。
しかし、そのような状況の中、発色の良さと色の鮮やかさなどから呉竹の画墨を今でも使っているというプロの芸術家や芸術大学の学生の後押しを受けて、「画墨 深美」を復刻した「彩墨 深美」の商品化に至りました。
「画墨 深美」の開発当時とは、調達・使用できる原料も異なっているため、一から原料と配合を見直し、鮮やかで美しい色合いを引き出し「彩墨 深美」と名称を改めました。呉竹が創業以来培ってきた墨の技術が詰まった商品です。
復刻のきっかけとなった画家のお二人にお話を伺った記事を呉竹のHPにて公開しています。迫力のある日本画作品の世界観を知っていただける内容になっております。ぜひ一度ご覧ください。
呉竹HP「墨と彩墨で描く日本画の世界 ―丹羽優太さん、高資婷さん―」
商品情報
商品名:彩墨 深美
発売日:2019年9月30日発売(14点セット)
2020年4月24日発売(12色・各色単品)

※1:Color Index Name(C.I.Name)は、顔料を識別する方法として国際的に用いられます。アルファベットと数の組み合わせで表示します。
※プレスリリースに掲載されている内容は発表時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。