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書道筆のラインナップを追加!「くれ竹優筆 つづみ」と書道筆3種を発売いたします。

株式会社呉竹は2018年9月5日に、「くれ竹優筆 つづみ」を発売いたしました。また、2019年3月末に書道筆「太筆 平明」、「太筆 高節」、「細筆 つきしろ」を発売いたします。

全国の書道用品専門店、文具店、画材店などでご購入いただけます。

呉竹の書道筆

「弘法筆を選ばず」という言葉があります。これは、能書家の弘法大師空海(※1)はどんな筆であっても立派な文字を書く事から、その道の名人、達人と称されるような人は、道具や材料のことをとやかく言わず見事に使いこなすことを意味し、ヘタな者が上手くできないことを道具や材料のせいにするのを戒めた言葉です。

しかし、当の弘法大師空海は、日ごろ楷書用、穂の長い行書用、草書用、穂が鋭く短い写経用(※2)と用途に合わせて筆を備え、各種の獣毛が持つ特長によって筆を選んだといいます。

呉竹の書道筆は、初心者や学童の書道から趣味の書道まで、あらゆる場面に応じた高品質の筆を厳選し、取り揃えています。普段筆を使わない方にとっては、どれも同じに見える筆ですが、毛材料の違いや穂の長さ、筆のサイズを表す“号数”などによって、書き味や用途が異なります。筆についてご興味がある方は、呉竹HPの「筆について」というページを参照してみてください。

新たにラインナップされた書道筆

今回ご紹介する新たにラインナップされた書道筆は、下記の通りです。

くれ竹優筆 つづみ

くれ竹優筆シリーズ」としてすでに発売されている、ポリエステル毛材を用い、ABS(合成樹脂)製の抗菌軸を使用したストレート軸の太筆「くれ竹優筆 ほまれ」と細筆「くれ竹優筆 のどか」に、今回ダルマ軸(※3)の太筆である「くれ竹優筆 つづみ」を追加しました。
「くれ竹優筆シリーズ」の太筆を軸の好みに合わせてお選びいただけるようになりました。

「くれ竹優筆シリーズ」の特長

(1)適度にコシがあり、まとまりが良い

従来、筆は動物毛が使用されてきました。しかし、「くれ竹優筆 つづみ」は、ポリエステル毛材を使用した筆です。従来の動物毛に比べ、復元性に優れているため、適度にコシがあり、穂のまとまりが良く、しっかりとしたきれいな線が書けます。

(2)保管や手入れが簡単です。

カビ、腐り、毛抜け等の心配がなく、学童にも扱いやすく、手入れが簡単です。特に、学童は書道の授業を終えた後に、念入りに筆を手入れするというのは難しい部分があります。動物毛を使用した筆だと、穂先に含まれた墨をきれいに洗い流し、風通しの良い場所でつるして十分乾燥させる必要があります。この手入れが不十分な場合カビや腐り、毛抜けが生じてしまいます。
その点、くれ竹優筆シリーズは穂にポリエステル毛材を使用しており、軸も抗菌軸であるため、動物毛を使用した筆ほど気を遣わず、手入れと保管ができます。

(3)耐久性に優れています。

「くれ竹優筆シリーズ」に使用されているポリエステル毛材は、特殊加工を施した人造毛です。従来の動物毛に比べて、耐久性に優れています。

太筆 平明

「太筆 平明」は、白毛の太筆(3号)です。しなやかな弾力とコシが魅力です。穂先にまとまりがあり、書きやすい筆です。軸の素材は天然竹を使用しています。平明の最大の特長は、毛材が動物毛と人造毛のハイブリッドである点です。

ハイブリッド毛材のメリット

動物毛と人造毛をハイブリッドすることで、それぞれの良さを兼ね備えています。

また、筆の毛材として主流の動物毛ですが、産業構造の変化や環境負荷への配慮など様々な要因によって手に入りにくくなることが想定されます。その点、毛組みにPBT(ポリエステルの一種)を使用することで、原材料である動物毛の供給が減少しても、品質や価格を乱すことなく、メーカーとして安定的に書道筆を供給することができます。

もちろん、単なる天然素材の代替品として人造毛を使用しているわけではありません。天然素材からできる本来の文房四宝と遜色ない筆感を再現し、さらに、人造素材であるからこそ付加できる価値があるため、人造毛の筆を開発しているのです。

まだ市場に危機感はなく深刻な段階ではありませんが、筆に限らず天然石を使用した印材や硯、竹を用いた筆巻きなど天然素材が主流の文房四宝においては資源の枯渇が懸念されています。呉竹では、これに対応し、安定した品質で安定して供給するため、人造素材を使用した商品を開発しています。先に紹介した「くれ竹優筆シリーズ」の他にも樹脂製の「印材・大和青田」や不織布製の「かんたん筆巻き」などの商品があります。もちろん、単なる天然素材の代替品として人造毛を使用しているわけではありません。天然素材からできる本来の文房四宝と遜色ない見た目、使用感を再現し、さらに、人造素材であるからこその機能性を付加しています。

「太筆 高節」、「細筆 つきしろ」

「太筆 高節」は、白毛の太筆(4号)です。穂先に弾力があるため、きちんとした線が書けます。軸はダルマ軸です。楷書で、半紙に2字~6字書く用途に適しています。

「細筆 つきしろ」は、茶毛の細筆(8号)です。初心者用の入門筆で、穂先は硬めです。細字練習や名前書き用途に適しています。

「高節」、「つきしろ」ともに、軸の素材はABS製で抗菌軸仕様のためカビの発生を抑えることができます。

※1 弘法大師空海とは

弘法大師空海は、平安時代初期の僧です。平安時代初期の著名な能書家(書道の技術に卓越した人物)の3人を指して三筆と呼びます。空海は、嵯峨さが天皇、橘逸勢たちばなのはやなりと並んで三筆のひとりと数えられました。

遣唐使として唐(当時の中国)に渡り唐風の書を学んで日本の書道史に大きな影響を与えた人物です。

「弘法筆を選ばず」「弘法も筆の誤り」などことわざとして引き合いに出されます。さらに、口と両手両足に筆を持ち、字を書いたという逸話が残っているなど、書に関する話題が尽きない人物です。

参考:岸田知子(2015) ,「空海の文字とことば」, 吉川弘文館

※2 楷書、行書、草書、写経について

楷書は、現在一般的に使用されている書体を指します。行書、草書は流れるような書体が特徴的です。行書は楷書と草書の中間にあたり、楷書をややくずした書体です。草書はさらに筆画がくずされ簡略化された書体で、慣れ親しんだ人でなければ読み解きづらい書体です。

一方、写経は書体のことではなく、仏教の経典を書写すること、またはその書写された経典のことを指します。印刷技術が発展していなかった時代には、仏法を広めるために写経が必要なことでした。

実用的な側面でなされていた写経は、その後、写経すること自体に功徳があると説かれるようになりました。

現在では、忙しい現代社会の中で心を落ち着けるための趣味のひとつとして広まり、SNSで写経の写真をアップするなど、現代ならではの広がりを見せています。

※3 ダルマ軸とは

ダルマ軸とは、一般的にダルマとも呼ぶ前骨まえこつのある毛筆のことを指します。

ダルマ軸の筆は、穂の太さに対して、持ち手となる軸が細くなっています。手が小さな学童や女性にも扱いやすく、太く大きな文字が書きやすくなっています。

参考:呉竹HP 筆の各部の名称
https://www.kuretake.co.jp/product/calligraphy/brush#name

商品情報

くれ竹優筆 つづみ/3号茶毛パック

 

品番:JE43-3S

発売日:2018年9月5日発売済

本体価格:1,000円(税抜)

太筆 平明/3号 白毛パック

品番:JC339-3S

発売日:2019年3月末予定

本体価格:1,200円(税抜)

太筆 高節/4号 白毛パック

品番:JC340-4S

発売日:2019年3月末予定

本体価格:800円(税抜)

細筆 つきしろ/8号 茶毛パック

品番:JA341-8S

発売日:2019年3月末予定

本体価格:600円(税抜)

※新製品情報に掲載されている内容は発表時点でのものであり、最新の情報と異なる場合があります。

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