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世界遺産・吉野山の天然桜を軸に用いた万年毛筆
「くれ竹 万年毛筆 夢銀河 天然木/千本桜」を発売いたします。

株式会社呉竹は2020年2月28日(金)に「万年毛筆 夢銀河 天然木 千本桜」を発売いたします。
全国の文具店・百貨店などでお求めいただけます。

「くれ竹 万年毛筆 夢銀河 天然木/千本桜」のイメージカット

本商品は吉野山の保全を担っている公益財団法人 吉野山保勝会より2018年の台風21号で倒木した吉野の桜を譲り受け、万年毛筆の軸として使用したものです。
桜の木は高級家具材や楽器材など幅広く用いられる優れた木材で、その色は中心が赤みがかっている一方、辺材は黄白色をしています。

桜の木の断面説明図

天然の樹木を使用しているため、ひとつひとつ色や木肌の風合いが異なり、天然木ならではの個性をお楽しみいただけます。
赤みがかった軸は芯材、白みがかった軸は辺材のあたりを使用しています。

木目や色目が異なる商品の見本

倒木から削り出した軸は自然のぬくもりを感じられ、使うほどに手に馴染む逸品となっております。
本商品の売上の一部は公益財団法人 吉野山保勝会に寄付させていただきます。

吉野山について

 吉野山は奈良県吉野郡吉野町に位置する大峰連山の北端から南へ約8kmにわたる尾根一帯を指します。
古来より桜の名所として人々に親しまれおり、2004年7月には、吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が、ユネスコの世界遺産に認定されました。
 山全体を通して桜が美しい吉野山ですが、特に桜が数多く集まる所は「一目に千本見える豪華さ」という意味で「一目ひとめ千本せんぼん」とも言われ、山下の北から山上の南へと順に下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれています。
植えられている桜の種類は約200種ともいわれますが、ほとんどが日本に自生する桜の代表種である白山桜(シロヤマザクラ)であり、その数は約3万本にも及ぶといいます。

吉野山の4月の桜の様子

吉野山の天然桜について

 吉野山の桜は保全の目的以外での伐採が禁止されており、その起源は約1,300年前にも遡ります。
修験しゅげんどうの開祖・えんの小角おづぬえんの行者ぎょうじゃ)が山桜の木に金剛こんごう蔵王ざおう権現ごんげんを刻んで御本尊としたことから、御神木として崇められるようになりました。桜の枯れ木といえども薪にさえせず、「桜一本首一つ、枝一本腕一つ」と云われるように厳しく伐採が戒められたといいます。また、御神木とされた桜の苗を信者が寄進するようになり、多くの桜が植えられるようになりました。
 秀吉が総勢5千人の供ぞろえで吉野山の花見に訪れたという逸話が残るとおり、吉野山は花見の名所となりますが、明治時代の廃仏はいぶつ毀釈きしゃくで荒れることとなります。それを見かねた人々が大正5年に公益財団法人 吉野山保勝会を立ち上げ、保全活動に乗り出しました。その後も第二次世界大戦の混乱により危機を迎えることもありましたが、吉野山保勝会をはじめ関係者の懸命の努力により、その美しい景観は今日まで保たれています。

吉野山の桜を保全している桜守の方々

商品化の経緯

 2018年、呉竹では、万年毛筆の新素材として古来より日本人に広く親しまれ、日本の文化に馴染み深い「桜」を使用した商品を作りたいと考えていました。呉竹が本社を置く奈良県で、桜の名所といえば吉野山。その吉野山の桜をどうにか使わせてもらう方法はないかと、吉野山の景観の保持及び改善活動を行っているという吉野山保勝会に伺いました。すると吉野山の桜の木を譲っていただくことが可能だという話となり、すぐに足を運びました。
話によると、2018年の台風21号で桜の木が倒木してしまい、吉野山の保全のために伐採されましたが、その倒木は引き取り手がいなければ破棄してしまうとのことでした。
そこで私たちは倒木した桜の木を数本、吉野山保勝会から譲り受けることに決めました。

倒木した吉野桜の様子

 呉竹は今まで様々な天然の木を使った万年毛筆を開発してきましたが、天然木はそれぞれの特徴があり、どの木であっても万年毛筆にできるとは限りません。
乾燥させ、軸の形に削り出し、万年毛筆に仕上げることが出来るのか、また、出来たとしてもそこから実際に木肌の風合いがどうなるか、天然木の良さが伝わる商品にすることが出来るのかは作ってみなければわかりません。
過去には「この素材で万年毛筆を作りたい」と思い試作はしたものの、商品化に至らない素材もありました。
私たちはこの素晴らしい「吉野の桜」をなんとしても商品として完成させたいという思いで時間をかけて、丁寧に開発して参りました。
 例えば、木材を加工するにあたり、割れを防止したり、風合いを高めたりするために乾燥という工程があります。乾燥にもいくつかの方法があるのですが、皆様に最高の製品をお届けしたいと考え、最も時間はかかりますが、最も木材の色つやが良くなる「天然乾燥」という手法で乾燥を行いました。
これは乾燥機などを使わず自然の力で乾燥をさせる方法で、常に木材に含まれる水分量を計測しながら商品として加工できる状態になるまで待ちます。
乾燥を始めてから約1年、木材の水分量も安定して商品として加工できるほどとなり、ようやく皆様のお手元にお届けできるようになりました。

倒木した桜の木を譲り受ける際、台風被害から日も浅い吉野山をご案内頂きましたが、吉野山の木々の美しさに感銘を受ける一方で、そこかしこに台風21号の被害が残る現状を目の当たりにしました。
奈良に本社を置く企業として吉野山の保全や魅力向上のために貢献したいと考え、本商品の売上の一部を公益財団法人 吉野山保勝会に寄付させていただく運びとなりました。

  • 四月の吉野山の様子
  • 吉野山保勝会の桜のロゴ吉野山保勝会の桜のロゴを刻印したイメージ

製品仕様について

本商品は尾栓部分にお名入れが可能です。

尾栓へのお名入れイメージ

天然の樹木を使用しているため、ひとつひとつ色や木肌の風合いが異なり、天然木ならではの個性をお楽しみいただけます。
また、使い込むほどに美しい艶と味わいが増し、自分だけの1本となります。

  • 桐箱にセットした万年毛筆千本桜
  • 万年毛筆千本桜の桜をあしらったスリーブ

桐箱の中は桜色の布をふんわりとあしらい、満開の吉野桜をイメージしています。
外装には夜桜をデザインしたスリーブをお付けしております。千本桜のみの特別仕様です。
穂先には鼬毛を使用した、本格的な万年毛筆です。商品に装着されている穂先は中字タイプですが、替えとして細字タイプの替穂首と硬筆タイプの替穂首が付いておりますので用途に合わせてお使いいただけます。
スペアーインキ3本/替穂首(細字タイプ1本/替ペン先硬筆1本付き)

セットに付属している替穂首 くれ竹万年毛筆・万年筆WEBページのバナー

万年毛筆特設サイト:https://www.fude-pen.com/mannen/nib.html
吉野山保勝会HP:http://www.hoshoukai.yoshino.jp/
吉野山観光協会HP:http://www.yoshinoyama-sakura.jp/

<商品情報>

  • 商品名:くれ竹万年毛筆 夢銀河 天然木 / 千本桜 中字
    品番:DAY140-62
    発売日:2020年2月28日(金)発売
    税抜価格:30,000円
  • 桐箱にセットした万年毛筆千本桜

    ※天然の樹木を使用しているため、商品ごとに木目や色目がそれぞれ異なります。
    ※プレスリリースに掲載されている内容は発表時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。

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