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ペン型容器 導入事例1 

レザーグッズの補色サービスに「工業用塗布具 ペン型容器」をご使用。きめ細やかなアフターケアを実現。

途上国といわれるアジアの国々で生産した雑貨やアパレル製品の販売を手がけるA社様。それぞれの国の素材や文化、技術を尊重した、豊かなモノづくりが注目を集めています。数年前に、当社の「工業用塗布具 ペン型容器(バルブ式)」をご導入。レザーグッズのアフターケアサービスにご利用いただいています。今回は、選定に関わられたM様に、ペン型容器のご使用シーンやご導入前の課題、選ばれた理由などをお話いただきました。

途上国の素材や技術に着目したモノづくりを展開

──まずは、A社様の事業内容やミッション、取り扱い商材などを教えてください。

当社は、現在アジア地域の自社工場で生産したバッグやレザーグッズ、アパレルなどの販売を行っています。創業以来、途上国の可能性に着目し、その国ならではの素材や文化、職人の技術を掛け合わせたモノづくりを続けています。レザーやジュートなど生地をゼロから開発し、また代表自身がデザインを担当しているのも当社の特徴です。
現在、バングラデシュをはじめとした6カ国に自社工場を構え、日本と海外を合わせ50店舗以上で販売を行なっています。

レザーグッズの補色サービスに「工業用塗布具 ペン型容器」をご使用

──「ペン型容器」をどのようなシーンでご使用されていますか?

当社では、お客様がアイテムをより長くご愛用いただけるよう、創業当初からアフターケアサービスに注力してまいりました。レザーグッズの角擦れや色が剥げてしまった箇所には、部分的に補色する「補色サービス」を無料で実施しており、ペン型容器はその染料・顔料を塗るために使用しています。

レザーグッズは定番のブラックやブラウンだけでなく、パステルカラーなど多彩な色を展開しています。グラデーション加工を施したアイテムも豊富なため、補色サービスで使用する染料・顔料は約30種類に及びます。よって店舗では約30本のペン型容器を用意している形です。

なお、ペン型容器への充填は日本で行なっておらず、空の容器をバングラデシュの自社工場に送り、そこで染料・顔料を詰め込んだものを日本の各店舗で使用しています。

美しく補色するには、工場でレザー染色に用いる染料・顔料と同じであることが大変重要です。そのため手間と時間はかかりますが、創業時から変わらず現地で充填しています。

──染料・顔料を充填したペン型容器は、年に何本くらい使用されているのですか?

アイテム数が多いブラック、ブラウン、グレー系は各店舗で年に2~3本、ラインナップが少ないカラーは年に1本くらいです。色によって大きな差がありますね。
なお、染料・顔料には保存料を添加していないので、長期の保管に適していません。色の劣化が生じたタイミングで交換することも多いです。

──当社製品をご導入される前は、どのような道具で補色されていたのですか?

以前は他社メーカー様のペン型容器を使っていました。10年以上のお取引がありましたが、当社の事業拡大に伴い、私たちが求める量の生産が困難となってしまったため、新たな仕入れ先様を探すことになりました。

使い心地の良さが決め手となり、ペン型容器をご導入

──数あるメーカー様の中で、当社製品を選ばれた背景についてお聞かせください。

京都店のスタッフが、呉竹様と接点があったことが最初のきっかけです。何気ない会話のなかで「呉竹さんというメーカーでも空のペン型容器を展開していますよ」と紹介されました。ホームページを拝見したところ、色々な種類の容器が掲載されていたため、お問い合わせさせていただきました。

実は最初は、中綿式ペン容器を使用させていただいていたのですが、中綿へ注入するという構造が当社の染料・顔料とマッチしておらず、思うように発色しないことが何度かありました。そんな悩みを呉竹様にご相談させていただき、ご提案されたのがバルブ式のペン型容器です。テストを行なったところ、使い心地が非常に良かったため、切り替えさせていただきました。

──他のメーカー様の製品はご検討されなかったのでしょうか?

数社と商談させていただいたのですが、当社が希望するロット数に対応できないという理由などから、採用には至りませんでした。当社の染料・顔料は長期保管に向いていないため、小ロット注文が可能であることが必須条件でした。
他メーカー様と異なり、呉竹様は小回りの利く生産が可能とのことで、導入を決定させていただきました。柔軟に対応いただき、大変有り難かったです。

使いやすい操作性に満足。業務負担の軽減につながった

──ペン型容器ご導入後、店舗運営における変化がありましたら教えてください。

染料・顔料を綺麗に塗ることができるため、使用感には非常に満足しています。アフターケアサービスチームのスタッフからも、容器に関する困りごとなどは全く寄せられていません。

以前、採用していた他社様のペン型容器もバルブ式でしたが、充填後、芯先をプッシュする際に染料が出すぎてしまうことがありました。その一方で呉竹様の容器は品質が安定しているため、スタッフの負担も減ったと感じています。
クリスマスシーズンなどは補色サービスのご依頼が急増しますが、トラブルなく使えるため、繁忙期でもアフターケアサービスがスムーズです。

新たな生産国の立ち上げと、さらなる店舗数拡大を目指す

──今後の展望をお聞かせください。

現在、当社製品の生産は6カ国で行っていますが、「途上国の可能性を世界に証明する」というミッションを実現するためには、新たな生産拠点の立ち上げも必要です。より多くの国へ足を運び、新たな素材や文化、技術を発見していければと考えております。

また海外での販売はアジア2国で行なっていますが、さらなるグローバルブランドに成長させるため、ヨーロッパやアメリカへの展開も視野に入れています。現地リサーチはすでに着手し始めている状況です。

──貴重なお話をありがとうございました。

当社製品のご導入により、スムーズなアフターサービスを実現されたご様子が伺えました。

呉竹のペン型容器製品は、こちらでもご紹介しております。よろしければご覧ください。

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