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経営者メッセージ

明治35年(1902年)、墨職人であった綿谷奈良吉が奈良の伝統産業である墨造りを家業として「綿谷商会」を創業したのが呉竹の原点となります。以来、創業者の「一貫した高品質へのこだわり」と、「お客様あっての呉竹」という信念を一筋に守りつつ、今日までお客様の信頼を頂いて参りました。その間、呉竹は墨屋という看板を守りつつ、墨滴や筆ぺんなど時代を先取りし数多くの商品を生み出し、独自の市場を切り開いて参りました。

書道用液「墨滴」は、昭和33年に発売してから60年以上、そして昭和55年発売の筆ぺんは、40年以上のロングセラーとなります。おかげ様で今も多くの皆様にご愛用頂き、心より感謝し申し上げます。

呉竹では「デジタル全盛の世の中で人間らしさを取り戻すにはアナログへの回帰が必要である。」を旗印に、事業領域を「アート&クラフト」と定め、手書き、手造りの良さを伝える商品の数々を市場に送り出して参りました。

呉竹は、これからも祖業より培った墨づくりの精神・技術を活かし、以下の事業活動を通じて、皆様の生活に潤いを取り戻し、教育、文化、芸術の発展に貢献する企業を目指します。そして、社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮し、高い目標に向かって挑戦する企業風土を実現します。

  1. アート&クラフト、コスメティックの分野において、ユニークで質の高いメーカーとなります。
  2. 世界のかく文化に貢献するNo1の書道用品メーカーであり続けます。
  3. 水墨画、日本画に発する日本の色を表現できる個性輝く画材メーカーとなります。
  4. メーカーを超えて、新たな経験・価値を提供できる企業になります。

これから歩む時代は、連続性がなく、かつ従来以上にスピードのある変化が生じていきます。これまで競ってきた同業他社のみならず、異業種のまったく新しい価値観を持った企業と競い、凌駕していかなければ生き残れない状況を迎えていきます。 そこで、小回りが利く呉竹グループの規模だからこそできる製造・開発・サプライチェーンが一体となった“ひとつの呉竹グループ化“を進めていき、高密度なモノづくりを推進する体制を構築する必要があります。

こうした環境変化に対して、呉竹グループは「安心と楽しさ」を不変に提供する価値とし、機能的な価値だけではなく、情緒的な価値(すなわち、ひとの想いに寄り添う呉竹らしさ)を追求し、関わるひとの笑顔をつくる会社でありつづけます。

呉竹グループの商品やサービスを通じて、お使いいただくユーザーの皆様、取引先様、呉竹グループの全社員、そして地域社会の人と人を強固に繋げていく取り組みこそが、呉竹グループの「社会と未来への価値貢献」であると信じています。

最後に、呉竹が一貫して商品造りにかけてきたことは「手書きの温かさ」であり「手造りの良さ」でありました。これからもこの精神は後世にまで伝えて参ります。その上で、時代とともに変化し成長していくための努力を惜しまず、「お客様あっての呉竹」を第一に、お客様のニーズを満たす「安全で、安心して使え、愛着の持てる商品造り」と、社会の公器として常に市場や社会の変化に機敏かつ的確に応える企業を目指し邁進して参ります。

2024年6月
代表取締役社長

山際 義敬

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