筆の毛材料の種類

馬
胴毛、たてがみ、脚毛、尾など全身の毛が用いられ、部位により毛質が異なります。また、色も赤、白、黒、ゴマなどに分かれます。弾力のある天尾は太筆に、胴毛は柔らかく粘りがあるので、上毛に用いられることが多いです。
羊
衣類に使われる緬羊(めんよう)ではなく中国産の山羊(やまひつじ)の毛です。山羊にも種類が多々あり、高級品から並品まで質についてもさまざまです。総じていうならば、羊毛は柔らかく、毛に粘りがあって墨含みがよいのが特長。抜群に耐久性がよく、太筆、細筆ともに使われます。
狸
毛先が硬く、大変弾力があります。先の効きが良いので、筆先に力がほしい時によく用いられます。白と黒で毛質に差があり、白狸のほうが貴重で、しなやかな線がでます。
イタチ
毛全体に弾力があるため、大変重用されています。また、毛先が細くまとまりも良いので、仮名筆に多く用いられます。
猫
毛先に柔らかさと粘りがあり、仮名筆、面相筆に最適です。毛先近くが玉のように膨らんでいることから、玉毛と呼ばれています。
筆の毛種類
鹿毛:
毛質は大変弾力があり、主に筆の腰の部分に用いられます。また、毛が植物の茎のように中が空洞になっており、大変墨含みが良いのが特長です。
豚毛:
大変力強く毛筋にくせがあり、枝毛も多いことから、刷毛、画筆に多く用いられています。書道筆の場合は主に腰の部分に用いられます。

筆の穂にはさまざまな獣毛が使われ、他にも兎毛、山馬毛、リス毛などがあります。それぞれに特色ある筆色をかもし出します。

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