「アート&クラフトカンパニー」を目指して

代表取締役社長 綿谷 昌訓

呉竹は明治35年(1902)に奈良の伝統産業である墨造りを家業として創業し、今年で115年目を迎えました。その間、書道用品に始まり、サインペンや筆ぺんの開発を通じて皆様の生活を豊かにし、教育、文化の発展に寄与できるように取り組んで参りました。おかげ様で今も多くの皆様にご愛用頂き感謝しております。

IT化社会となった現代では、スピード化、便利さだけが優先され、文字を書くことが極端に少なくなりました。このような時代こそ、真心を込めて手書きや手造りで個性を表現することが大切だと思います。事実として、日本の文字を美しく書く楽しさ「美文字」などがマスメディアで取り上げられる機会が多くなって参りました。

呉竹では「人間らしさを取り戻すにはアナログへの回帰」を旗印に、現在の事業領域を「アート&クラフト」と定め、手書き、手造りの良さを伝える商品の数々を市場に送り出して参りました。代表的なものとして「絵」や「文字」を「真心」を込めて表現する「絵てがみ」や、写真を美しくレイアウトして思い出をより鮮やかに残していくクラフト「スクラップブッキング」といったものがあります。呉竹は、100年を超える歴史と、30年以上に亘る海外でのマーケティング経験と日本での独自の市場開拓によって、呉竹ブランドを築いて参りました。私たちは、このような企業活動によって、お客様の生活が豊かになり、文化、芸術の領域も拡大することに貢献したいと考えております。

また海外市場に対する取り組みとしては、平成26年(2014年)、アメリカ カリフォルニア州に子会社「KURETAKE ZIG Corporation」を設立しました。現在ではアメリカ・ヨーロッパ・アジアなど多くの国々とのお取引を頂き、呉竹ブランドは海外市場においても好評を頂いております。今後は更なる北米市場へのアプローチを強化して参ります。

最後になりますが、創業百余年、呉竹が一貫して商品造りにかけてきたことは「手書きの温かさ」であり「手造りの良さ」でありました。これからもこの精神は後世にまで伝え残したいと考え、お客様のニーズを満たす「安全で、安心して使え、愛着の持てる商品造り」に邁進致します。

2017年6月
代表取締役社長

綿谷 昌訓

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