「アート&クラフトカンパニー」を目指して

代表取締役社長 綿谷 基

呉竹は明治35年(1902)に奈良の伝統産業である墨造りを家業として創業し、今年で109年目を迎えました。その間、書道用品を通じて皆様の生活を豊かにし、教育、文化の発展に寄与できるように取り組んで参りました。

そして、その後「かく(書く・画く・描く)文化」に貢献できる企業として、サインペンの開発に始まり、伝統の日本文字を容易に表現できる筆ぺんを発売致しました。今も多くの皆様にご愛用頂き感謝しております。

しかし近年は、IT化が進むにつれ、文字を書くことが極端に少なくなって参りました。また、世の中全てにスピード化され、便利さだけが優先される風潮になってきました。しかし、このような時こそ自分の手で真心を込めて書いたり、自分の思いを手造りで表すことが大切と思います。そこで呉竹では「人間らしさを取り戻すにはアナログへの回帰」を旗印に、現在の事業領域を「アート&クラフト」と定めました。その結果、生活も豊かになり、文化、芸術の領域も拡大し、趣味の世界では多岐に渡って楽しまれるようになりました。

代表取締役社長 綿谷 基

一方で、「人を大切に」という精神のもと、ワークライフバランスにも積極的に取り組んでおります。働きやすい環境整備のため、午後6時までの退社、年次有給休暇の計画的取得促進に加え、仕事と保育の両立支援のため、2008年3月に事業所内託児所「たけのこ園」を開園しました。また、午後6時までの退社によって生まれた時間を社員自らが有効利用し、MBAをはじめとした各種資格取得にチャレンジしております。

最後になりますが、創業百余年、呉竹が一貫して商品造りにかけてきたことは「手書きの温かさ」であり「手造りの良さ」でありました。これからもこの精神は後世にまで伝え残したいと考え、お客様のニーズを満たす「安全で、安心して使え、愛着の持てる商品造り」に邁進致します。

2011年6月
代表取締役社長

綿谷 基

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